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円城塔 『Self-Reference ENGINE』、『Boy's Surface』、『オブ・ザ・ベースボール』
絲山秋子 『海の仙人』、『袋小路の男』、『ニート』、『沖で待つ』、『ダーティ・ワーク』、『ラジ&ピース』

円城塔と絲山秋子を少しばかり纏めて読む。
まあ当たり前だけどどちらも凄い。『Self-Reference ENGINE』のぶっとび具合に遠くへ持ってかれた頭が『沖で待つ』でこちら側の世界にぐんと引き寄せられる。振幅の大きさにくらくらしながら、凄いなぁ、と。
手元に持っておきたいと思ったのは円城なら何と言っても『Boy's Surface』、絲山ならばまず『沖で待つ』、それから『ラジ&ピース』。余白の「うつくすま ふぐすま」が良い。

伊藤計劃 『ハーモニー』
歌野晶午 『葉桜の季節に君を想うということ』

『ハーモニー』、これは完全に失敗作だと思う。これは良くない。評判の高い前作はまだ読んでないけど多分読まない。『葉桜』には普通に驚かされたし楽しかった。そして自分はミステリは好きじゃないということもこの本ではっきり悟った。

森博嗣 『スカイ・イクリプス』
モブ・ノリオ 『介護入門』(文春文庫)
サリンジャー 『ナイン・ストーリーズ』
ロンゴス 『ダフニスとクロエー』
ベケット 『ゴドーを待ちながら』
マルグリット・デュラス 『モデラート・カンタービレ』

仲正昌樹 『集中講義!アメリカ現代思想―リベラリズムの冒険』
飯田隆 『クリプキ』
東郷雄二 『文科系必修研究生活術』
藤田五郎 『ドイツ語のすすめ』
エーコ 『論文作法』

*

『ミルク』、『グラン・トリノ』

チネチッタにて

『プレステージ』、『マレーナ』、『死霊のはらわた』、『バタリアン』、『バタリアン リターンズ』、『アタック・オブ・ザ・キラートマト』、『リターン・オブ・ザ・キラートマト』、『死霊の盆踊り』、『マニアック2000』、『デス・レース2000年』

『プレステージ』とかいう綺麗な画作りの全然面白くもない映画を見てしまい後悔するも、『バタリアン リターンズ』のオープニングタイトルで恥ずかしげも無く流れる安い音楽で大いに笑う。「こっちのほうがよほど映画だ」と心から思う。
それからいくつもB級映画を見てしまった。いやぁ、『バタリアン』の1は最高だね。自分の中のベスト10に入るかも知れん。メタな作品を作りたい人は『リターン・オブ・ザ・キラートマト』を見ればいいんじゃない。

こんなことしててどうなるんでしょう。神様。
05/11 21:40 | 未分類
森博嗣 『スカイ・クロラ』、『ナ・バ・テア』、『ダウン・ツ・ヘヴン』、『フラッタ・リンツ・ライフ』、『クレイドゥ・ザ・スカイ』
M・V・クレフェルト 『補給戦』
デーヴ・グロスマン 『戦争における「人殺し」の心理学』
中村秀樹 『本当の潜水艦の戦い方』
『私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー』
『ドイツ戦歿学生の手紙』

*

ロスト・イン・トランスレーション
パンズ・ラビリンス
父親たちの星条旗
硫黄島からの手紙
善き人のためのソナタ
東京ゴッドファーザーズ
03/18 00:27 | 未分類
舞城王太郎 「煙か土か食い物」、「阿修羅ガール」、「好き好き大好き超愛してる。」
矢作俊彦 「悲劇週間」
古井由吉 「漱石の漢詩を読む」
吉田秀和 「私の時間」
種村季弘 「アナクロニズム」
支倉凍砂 「狼と香辛料勝

*

玄関に来ると同宿の浴客が大勢並んで、左右から白い輿を目送していた。い ずれも葬式の時のように静かに控えていた。余の寐台はその間を通り抜けて 、雨の降る庇の外に担ぎ出された。外にも見物人は沢山いた。やがて輿を竪 に馬車の中に渡して、前後相対する席と席とで支えた。予かじめ寸法を取っ て拵らえたので、輿はきっしりと旨く馬車の中に納った。馬は降る中を動き 出した。余は寐ながら幌を打つ雨の音を聞いた。そうして、御者台と幌の間 に見える窮屈な空間から、大きな岩や、松や、水の断片をありがたく拝した 。竹薮の色、柿紅葉、芋の葉、槿垣、熟した稲の香、凡てを見るたびに、な るほど今はこんなもののあるべき季節であると、生れ返ったように憶い出し ては嬉しがった。更に進んでわが帰るべき所には、如何なる新らしい天地が 、寐ぼけた古い記憶を蘇生しむるために展開すべく待ち構えているだろうか と想像して独り楽しんだ。同時に昨日まで彽徊した藁布団も鶺鴒も秋草も鯉 も小河も悉く消えてしまった。


*

Mozart/Brahms: Clarinet Quintets (David Shifrin, Emerson String Quartet)
02/08 20:43 | 未分類
CD紹介

 ひじょうに豊富なディスコグラフィーのなかでも頂点に君臨するのが、ピエール・モントゥーがフィリップスに録音した《ボレロ》《マ・メール・ロワ》《ラ・ヴァルス》と、同じ指揮者によるデッカの《ダフニスとクロエ全曲》《スペイン狂詩曲》《亡き王女のためのパヴァーヌ》、またミュージック・アンド・アートというレーベルの《シェエラザード》である。これらはすべて自信を持ってお勧めできる。《ダフニスとクロエ第二組曲》では、グィド・カンテルリ[カンテッリ]指揮によるテスタメント盤と、トスカニーニのBMG盤があり、またトスカニーニはラヴェルが編曲したムソルグスキーの《展覧会の絵》も録音している。フランスEMIから再発売された、マルセル・マイアー[メイエ]のピアノ作品の録音も傾聴に値する。ヤッシャ・ハイフェッツが、一九三四年にアルパド・サンドール[アルペイド・シャンドール]の伴奏でBMGに録音した《ツィガーヌ》は驚愕すべきもの。ワルター・ギーゼキングが一九二九年に録音した《夜のガスパール》は、このドイツ人ピアニストの《道化師の浅の歌》とともに、パール・レーベルから復刻されている。ディヌ・ラペッティ[リパッティ]がEMIに吹きこんだ《道化師の朝の歌》も魔術的だ。他のピアノ演奏の決定盤としては、ロベール・カザドシュ[カサドシュ]とジャック・フェヴリエのもの<→1/2>}がEMIから発売されている。ラヴェルの歌曲としては、ガブリエル・パンキエ[バキエ]、ジョゼ・ヴァン・ダム、フェリシティ・ロト[ロット]の演奏がEMIから発売されている。ヴァイオリンの若き名手クリスティアン・テツラフは、ピアノの天才、ライフ・オヴェ・アンドセンス[レイフ・オヴェ・アンスネス]の伴奏で《ヴァイオリンソナタ》をヴァージン・レーベルに録音している。エルネスト・アンセルメの《子供と魔法》はテノールのユーグ・キュエノーが出演していることでも貴重だ。作曲家の知己で、彼から評価されていたマドレーヌ・グレイジャヌ・バトリマルシャル・ザンゲ[マルシアル・サンゲル]などといった歌手も、彼の作品を録音しており、これらはたいていマイナー・レーベルのものだが、聴いてみるに値する。同じことがカルヴェ五重奏団の《序奏とアレグロ》についてもいえ、これはフルート奏者のマルセル・モイーズとラヴェル弦楽四重奏団のメンバーらによる演奏だ。長らく待たれていた、ロンドン・レコード原盤の、ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ指揮による管弦楽作品集もCDで再発された。同じく待たれていた、ガブリエル・ピエルネワルター・ストラーラム[ストララム]フィリップ・ゴベールといった指揮者たちによるCDも再発売されている。こんにちでは、これら三人の古き巨匠のようにラヴェルを深く理解している指揮者はほとんどいない。


ベンジャミン・イヴリー『モーリス・ラヴェル ある生涯』(アルファベータ、2002年)。
[ ]内は日本語検索でヒットしやすい表記。
なお、著者が紹介している演奏の多くはCascavelle Recordsから出ていたMaurice Ravel: Son oeuvre et son temps全三集に収められている。<→1/2/3>
02/02 20:26 | 未分類
米澤穂信 「さよなら妖精」
芥川竜之介 「河童」(集英社文庫)、「蜘蛛の糸・地獄変」(角川文庫)、「歯車 他二篇」(岩波文庫)
太宰治 「人間失格 グッド・バイ 他一篇」
モブ・ノリオ 「介護入門」
筒井康隆 「日本以外全部沈没」、「時をかける少女」
大江健三郎 「死者の奢り・飼育」

カーヴァー 「滝への新しい小径」
カズオ・イシグロ 「浮世の画家」
「バースデイ・ストーリーズ」

飯尾潤 「日本の統治構造」

*

村上春樹訳のカーヴァー全集が「滝への新しい小径」をもって完結した。いまだ店頭には初版本ばかり。
米澤穂信は話題の作家ということで、チェックしておこうと軽い気持ちで読んでみたが、これは切ない小説だった。いやほんと、読んでる途中でたまらなくなった。これは本物の青春小説だ、と思う。
「バースデイ・ストーリーズ」でデヴィッド・フォスター・ウォレスの作品が印象に残ったので調べてみると、昨年9月に自殺していた。

*

でもそれじゃ、どっちが嘘になるんだ。ハードなこと、それともソフトなこと?
どちらかひとつ、ということ自体が嘘なんだ。じっと空中にとどまっている蜂は、考える以上に素早く動いている。頭上からの甘さが、そいつをクレイジーにしてしまう。


*

Pérotin (The Hilliard Ensemble)
Angel Dances (The 12 Cellists of the Berlin Philharmonic)
Sing We Christmas (Chanticleer)
Feldman: For Bunita Marcus/Palais de Mari (Sabine Liebner)
01/15 00:07 | 未分類
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